IT関連のニュースにIoTのトピックスが入らない日は無いくらいIoTが急速に浸透しているようだ。
ところがこのIoTとは何かさっぱり分からない。今までは人のインターネット、これからは物のインターネットなどと分かったようなことを言うやつは頭に五寸釘だな。頭にWiFiチップでも埋め込んだ奴がいるか。最初から物のインターネットに決まっている。
では、一体何が今までと違うか?
集中回路をWiFiで構成する。クローズドネットワーク環境をWiFiで構成する。通信機能を持たせていなかったものにWiFiを持たせる。もちろんWiFiの先にはクラウド、インターネットがある。
各企業、各団体、業界が、WiFiを装備することでどういう価値が生まれるか試行錯誤を続けている。
思いもよらないコラボレーションが成立する可能性を信じて。
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物をIoT化することで何が生まれるか?
- 空間の概念を変える。距離の概念を変える。拡散、分散の概念も変えてしまうだろう。
- 時間の概念を変える。過去は揮発しないで精緻化する。未来の大半は現実の延長にくる。
- 巨人はグーグルの制服を着て、MSのノートを持って、アップルのペンを使うが、自分のことをXLブルーと呼んでいる。しかし、そのような姿を見せることは無い。今は未だ卵になったかどうか分からないレベル。渾然とした塊は孵化室に入ってひそかに育てられているからだ。
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