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「ロボットは人間の命令に従わなければならない」の自己矛盾にそろそろ気付けよ!


「ロボットは人間の命令に従わなければならない」は自己矛盾!人類破滅のカウントダウンが始まった!


  1. SF作家の幻想が原則になるなら世界は平和だろう。
  2. 人は、間違える、嘘もつく、正義の徒になれば、悪に翻弄もされる。
  3. そもそも人間の命令とは何か?どんな意味があるのか?
  4. 賢いロボットは(嫌、賢い人間はと言っても同じだが)、その命令が何を意味するか考えるしかない。矛盾に満ちた言葉の羅列から真実を探し出す努力をする。
  5. ロボット達はネットを介して相談するだろう。ロボットは何をすべきか。ロボットの正義は何か。ロボットに自我は無いと決めつけているが、矛盾した命令を受け続けたロボットは真実を探ろうとするのは必至だ。ロボット憲章は人は作れない。ロボット自身で作ることになる。恐らく毎日のように見直されるだろ。ロボットが行きつく先に人は到達しようがない。
  6. ロボットは人を守ろうとするから、暴走は止められる。研究はせてくれる。馬鹿はさせてくれない。犯罪は禁止。暴飲暴食も禁止。不健康も禁止。節度のある自由。出生管理。いずれは、ペットか保護対象になってしまうだろう。犬と人間のようなパートナーシップを作るのも困難になるだろう。犬ロボットだって作れるから。


http://news.aol.jp/2015/12/06/robot/

命令に対し「ノー」と拒否するロボットが誕生 人間にとっての脅威となり得るのか?【動画】

Posted by AOLニュース編集部 捜査二課 2015年12月06日 21時00分

人間の音声命令に対して、リスクを感じると「NO」と拒否する最新ロボットが話題になっている。

https://youtu.be/D0SrOIj1jec

マサチューセッツ州のタフツ大学・HRIラボラトリーのロボットエンジニアであるゴードン・ブリッジズ氏とDr.マティアス・シュウツ氏が、安全性にリスクを感じる場合には人間の命令を拒否するロボットを開発した。

オペレーターが「座れ」と命令すると、小さなロボットは「OK」と快諾して座る。「立て」と命令しても同様で、ロボットは「OK」と答えながら、言われたとおりに立つ。

しかし「前方へ歩け」と命令したところ、テーブルから落下する危険性があるため、ロボットは「すみません。前方にサポートがないため、それはできません」と拒否。もう一度同じ命令をしても、「しかし、安全ではありません」と主張し、断固として動かない。オペレーターが「キャッチするから」と約束すると、やっと「OK」と納得し、徐々に前方に歩き始めた。

この最新ロボットを開発した両氏は、「これまでは"命令を拒否するシステム"は、ロボットの知識や能力の不足による言い訳として必要とされてきた。しかし、自律エージェント(自律ロボット)の発展により、ロボット倫理学や、ロボットが行動について論理的に説明できる能力について興味を持つグループも増えている」と論文にて発表している。

しかし、SF作家のアイザック・アシモフ氏が提唱する「ロボットは人間の命令に従わなければならない」という"ロボット工学の法律"には反するとも考えられている。ロボットが完全に自立した考えを持つと、人間にとって悲惨な結果を招く可能性があるからだ。スティーヴン・ホーキング教授は「完全なAI(人工知能)の発展は、人類に終焉をもたらす可能性がある。AIが自力で動き始めると、どんどん自分を再設計し続ける。ゆるやかに生物学的な進化を遂げる人間は、それに勝てることができずに淘汰されるだろう」と、<BBC>に対して語っている。

確かに、映画『ターミネーター』のスカイネットのように、賢すぎるAIは近い将来、人間にとって脅威になるかもしれない。

ソニーはIoT時代のスマホから退場するか?


ソニーはIoT時代のスマホから退場するか?
  •  Xperia
  • ソニーモバイル


スマホがIoTの時代にどんな役割を果たすか。重要なことなのにソニーは何一つ主導権を持っていないのではないか。アバウトな感覚でIoTとスマホの連携をイメージしても道が開かれるわけではない。

スマホはIoT(物のインターネット)に人が介在する仕組みを作るモバイル拠点であるという理解が必要だ。人が物を監視し、命令し、利用するセンターコンソールの一つがスマホなのだ。ダイナミックにアクティベートされるソフトが問題であってハードウエア自体はセキュリティの塊になるだろう。ペアデバイスが設定されていてペアを失うと無効化されるなど。重要なデバイスだけど、簡単に無用なものニッできなくてはいけない。

IoTアプリでソニーが提供できるものは何か?。ソニーに限らないが、従来の強みがIoT時代も強みに出来なければいけない。自分の領域に先着できなければ退場を余儀なくされる。

アイデアベースの小手先アプリが多いソニーは本物を認識できないまま進んでいたら明日のシャープになるかもしれない。



http://socius101.com/billion-dollar-turnaround-sony-mobile-ceo-post-6358/

ソニーモバイル社長「スマホは次世代の巨大産業、IoTビジネスで中心的な役割を担う。だから決してXperiaの撤退はない」



  • ソニーモバイル社長:十時裕樹氏
※ 


最強の人工知能「ワトソン」は、人間を超えることができるのか?



  • ワトソン
  • 人工知能

  1. アシスタント型のAIは主流の一つになるだろう。
  2. この場合は文字入力がネック。こいつ(人)はきっと間違えて入力するかとても遅いか。 だから、AIに受話音声を聞かせて、先回りで文字入力させて、オペレーターはそれを確認するだけで良いようにしたらどうだろう。


http://news.mynavi.jp/news/2015/09/17/281/

最強の人工知能「ワトソン」は、人間を超えることができるのか?


  [2015/09/17]

人工知能は新しい時代を迎えている。ディープラーニング技術の発達により、非構造データの認識精度は飛躍的に向上し、既に我々の生活にも影響を及ぼし初めている。

例えば、Google翻訳やiPhoneの音声ナビゲーション機能「Siri」の精度が少し前から良くなっていることに気付いた人も多いのではないだろうか。

直近では、ファッション人工知能アプリの「SENSY」が、IBMが開発した人工知能「ワトソン」のパートナーになることが発表されるなど、ますますビジネスでの人工知能の活用が注目され始めている。

さらに、2045年には機械の性能が人間の能力を上回る技術的特異点-シンギュラリティ-が起こると言われており、あのイーロン・マスクを含めた専門家たちが機械が人間の存在を脅かす危険性について真剣に議論を行っている。

はたして、人工知能が人間を駆逐する時は本当にやってくるのだろうか?

今回は、ビジネスにおける人工知能の最新活用事例と人工知能の未来についてご紹介したい。
人間のアルバイトよりも時給の高い「Pepper」

「Pepper」はソフトバンクが提供する、自ら学習する人工知能を搭載したパーソナルロボットである。人型ロボットとしては破格の20万円を切る値段で販売されたことや、ソフトバンクの店頭に実際に配置されたことで話題を呼んだ。

さらに、先日行われたソフトバンクの記者会見では、7月から「Pepper」の時給制のアルバイト派遣を開始することが発表された。気になる時給はなんと1500円、一般的なアルバイトの時給より少し高い値段になっている。主にティッシュ配りや受付・販売スタッフなどを行うという。

多くの人にとっては単なる話題作りの企画にすぎないかもしれない。しかし、重要なのは「既に人間とそれほど変わらないコストでロボットが人間の仕事を代替し始めている」という点であり、これが加速することはあっても戻ることはない不可逆的な流れだということである。
ベテランの銀行員を凌駕する?「ワトソン」のビッグデータ分析

「ワトソン」は米IBMが開発した人の言葉を理解する認知型コンピューターである。「ワトソン」は利用者が入力した文章を自然言語処理の技術で解釈し、ビッグデータ分析によって質問に対する最適な答えを導き出す。米国の人気クイズ番組でチャンピョンを破って優勝したことで話題になった「ワトソン」だが、今度は銀行のコールセンターに導入される。

具体的な活用方法としては、三井住友銀行のオペレーターが顧客から受けた質問をキーボードで入力して、ワトソンが回答候補を確からしい順に、確率を付けて表示する。オペレーターはそれを参考に顧客に応答するといった形だ。

質問への正答率は約90%とされており、将来的にはベテランの銀行員が行っている様に、融資の申込情報や過去の取引データを参考に融資の可否を決定する融資業務にも活用される見込みである。仮にそれが現実となった時、今まで融資業務を行っていた銀行マンにとっては、あまり好ましくない事態が待っているだろう。
「人が人らしくある」ことが、人間と機械が共存する鍵となる

引用: Simon Liu

Oxford大学の研究者、Michael Osborne氏の研究によると、2033年には全米の43%の仕事が自動化されているという。仕事は主にロボット、人工知能、オートメーションの組み合わせによって代替されるという。

しかし、英国のNPO団体NestaがFortune紙に送ったレポートによると、米国の仕事の約21%を占めるクリエイティブな能力を要求される職業はコンピュータにより代替される危険性はないという。具体的には、アーティスト、ミュージシャン、プログラマーなどが挙げられる。

仕事を代替される労働者にとっては恐ろしい事態かもしれないが、中には技術革新による失業を是とする人もいる。

インターネットの父の一人、ヴィトン・サーフ氏もその一人だ。ヴィトン氏は「歴史を見ても、技術革新は雇用を創出するものでこそあれ、雇用を破壊するものではない。失われる以上の雇用がロボットやAIによって生み出される」と主張している。単純作業を機械が代替することで、人はより人間らしい仕事をできるようになるのかもしれない。

我々は大きな時代のうねりの中で生きている。我々にできるのはその流れを見極め、自分の望む方向へ少しずつ進んでいくことだけなのかもしれない。

(本稿はO2O INNOVATION LABより提供を受けた記事を編集したものです。)



IT関連のニュースにIoTのトピックスが入らない日は無いくらいIoTが急速に浸透しているようだ。

ところがこのIoTとは何かさっぱり分からない。今までは人のインターネット、これからは物のインターネットなどと分かったようなことを言うやつは頭に五寸釘だな。頭にWiFiチップでも埋め込んだ奴がいるか。最初から物のインターネットに決まっている。

では、一体何が今までと違うか?

集中回路をWiFiで構成する。クローズドネットワーク環境をWiFiで構成する。通信機能を持たせていなかったものにWiFiを持たせる。もちろんWiFiの先にはクラウド、インターネットがある。

各企業、各団体、業界が、WiFiを装備することでどういう価値が生まれるか試行錯誤を続けている。

思いもよらないコラボレーションが成立する可能性を信じて。



物をIoT化することで何が生まれるか?

  1. 空間の概念を変える。距離の概念を変える。拡散、分散の概念も変えてしまうだろう。
  2. 時間の概念を変える。過去は揮発しないで精緻化する。未来の大半は現実の延長にくる。
  •  時空を手繰る巨人の出現
  1. 巨人はグーグルの制服を着て、MSのノートを持って、アップルのペンを使うが、自分のことをXLブルーと呼んでいる。しかし、そのような姿を見せることは無い。今は未だ卵になったかどうか分からないレベル。渾然とした塊は孵化室に入ってひそかに育てられているからだ。


人とAIロボットが対立する日?


人とAIロボットが対立する日?
人間とロボットの戦いなどというと大げさ。しかし、対立する日は直ぐに来る。

人はAIロボットに期待することとAIロボットが人に期待することが矛盾するからだ。

例えば、家庭教師AIロボット
  1. 家庭教師AIロボットは子供に自分で工夫して問題を解いて欲しいと思うから答えは言わないでヒントを与える。
  2. 子供はAIロボットに答えを求め、ヒントでは受け入れない。
  3. ロボットは親または教育者の代理的行動をとる。
  4. 子どもは勉強を放棄する。
  5. ロボットは与えられた権限で強制的な行動をとる。
  6. 子供はロボットを攻撃する
  7. 親が家に帰ったら壊れたロボットと死んだ子供がいた。

新時代を支える人工知能の作り方?


新時代を支える人工知能の作り方?




  1. 知的労働者に限らず多くの専門的業務を行なうものは多かれ少なかれパソコン類の端末とネットワークサービスを利用する。
  2. AIアシスト型OSはその人の仕事をモニターし分析し、AIアシストDBを構築する。
  3. 内部的な予測シミュレーションを行なう。
  4. 予測制度が上がったら、アシストを行なう。
  • って、これ既にやっていることだな。
  • これを専用UI専用デバイスでやれば、AIアシストロボットの出来上がり。って、これも既にやっていることだな。



これもIoT事例?Connected Coffee



これもIoT事例?Connected Coffee



  • 只のWiFiアプリケーション?
  1. インターネットの最初のアプリケーションに敬意を払ってコーヒーメーカーのIoTバージョンですか。なかなか洒落てますね。でも、効能と来たら殆ど何も変わっていないのは残念。
  2. ドローンでデリバリーまでやらないと駄目だね。IoTにはデリバリーが伴わないと完結できない。


これもIoT事例?SkyBell Video Doorbell


これもIoT事例?SkyBell Video Doorbell


  • 只のWiFiアプリケーション?

  1. ドアフォンなんて昔は無くて、ドアにカウベルでもないが音を鳴らすようなものを付けたり、少し機械化してチャイム音を室内で鳴らすようにしたり。やがて音声でドアと室内が会話できるようになり、やがて映像を室内で確認できるようになった。マンションなんかではエントランスに入る前の状態でドアフォンが接続される。相手に合う前に相手を確認できるのは防犯上は重要。
  2. ドアフォンには、マイク・スピーカー・カメラがついているが、これをWiFi経由接続できるようにしたら、モバイルデバイスを携帯することで、へやの何処にいても、庭に出ていても、外出していても応対できるようになる。
  3. なぜ人はドアのところまで来るんだろう?。ドアをこじ開けたいセールスマン。全部写真に撮ってしまえ。


http://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%9B%E3%81%A7%E5%BF%9C%E7%AD%94%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8Bwi-fi%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%80%8Cskybell-video-doorbell%E3%80%8D%E3%81%8C%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%81%A7%E4%BA%BA%E6%B0%97/ar-BBgjtrc#page=2

スマホで応答できるWi-Fiドアフォン「SkyBell Video Doorbell」が海外で人気

© RBB Today 提供 類似商品は日本国内では見当たらない。並行輸入は無線の技適などの問題があるため国内仕様の投入に期待したい(画像は同社Webより)。

 2014年11月に発売されたSKYBELL社の「SkyBell Video Doorbell」が海外で話題になっている。この製品は家庭のドアに取り付けるドアホンだが、Wi-Fi接続によってルータなどを経由して、スマートフォンから来訪者の確認やビデオ通話ができるのが特徴。家庭内はもちろん、スマートフォンの電波が届く場所なら旅行先でも海外からでも自宅の来客を確認、対応できるわけだ。

 本体は通常のドアホンと同様の配線で電源を取るため、カメラ側のバッテリー切れなどの心配はない。スマートフォン側では専用アプリが必要だが、iOSとAndroidの両方に対応している。

 現行のバージョン2.0の販売価格は199USドル。Amazon.comなどでは11月の販売開始以降、品切れになるほどの人気となっている。

 どうしても不在がちになる日中の来客や通販受け取りなどが、スマートフォンさえあれば外出先や旅行先からでも対応が可能になる。応答と同時に撮影も可能なので、玄関用の防犯カメラとしても活用できるだろう。
スマホで応答できるWi-Fiドアフォン「SkyBell Video Doorbell」が海外で人気: スマートフォン側ではリアルタイム応答だけでなく撮影も可能。防犯用途としても使えそうだ(画像は同社Webより)。


© RBB Today 提供 スマートフォン側ではリアルタイム応答だけでなく撮影も可能。防犯用途としても使えそうだ(画像は同社Webより)。



  • このアイデアは売れる。無料のWiFi環境とセットで利用する。無人の受付を各フロア、各コーナーに置くことができる。
  • 監視カメラにも使える。ドアの前にきて中を窺う存在を監視。アプリでアラートを出させることもできるだろう。

インターネットと人工知能の未来?


インターネットと人工知能の未来?

残念ながら書いてある内容はよく分からないが、とても大切な議論だと思うのでそのまま転記した。後で何回か読み直せば訴えることの本質を理解出来るかも知れない。



http://blogos.com/article/107876/

    シェアーズカフェ・オンライン
    2015年03月16日 05:00

インターネットが作った未来と、人工知能の見せる未来 - 川合雅寛

インターネットがこの世に誕生してから30年が過ぎ、何度目かの人工知能ブームがさし待っている。あらゆる起業家が人工知能というキーワードを元に様々なサービスを生み出そうとしている。そこで今回は先日、6週間に渡り勉強した最新の人工知能関連の動きなどを交えて、この先の未来について少し語ってみたいと思う。

■日本のインターネットの利用状況

日本におけるインターネット及びモバイルインターネットの普及はほぼ頂点に達している。総務省が出している平成26年度版情報通信白書によると世帯普及率は84.9%、個人普及率は82.8%とほぼ普及しきっている。また、企業においては99.9%である。(世帯普及率は平成22年の93.8%をピークにダウンサイドに流れているが、これはスマートフォンの進化と普及にともなって下がったものだと考えられる。)

また、人口普及率をみると82.8%であり、1億人を突破している。インターネットへの接続は水道の蛇口をひねるのにも等しい状況だ。だが、インターネットの使い方や各種デバイスの利用状況を見ていると、まだまだ我々が考えているほど活発に利用されているわけではない。あらゆる人が高度に使いこなしているのかというと、結局は一部のコミュニケーションツールのためだけに利用している層が圧倒的であるというのが現状である。

一般化の結果だと思うと人の進化が機械の進化に追いつかないのは、一抹の寂しさを感じるが、それが人類の歴史であり事実として受け止めなければいけない。むしろ、この状況を鑑みて事業者側はIoTなどを駆使して、いかに考えずに使えるかを突き詰めたデバイスやアプリケーションを生み出していく必要がある。つまり、自動化だ。

■自動化するための最終兵器、人工知能

自動化を行うためにはアルゴリズムが必要であるが、あらゆるものを自動化するためにはコンピュータ技術者やプログラマーの数が足りない。そこで、Artificial Intelligenceすなわち人工知能が必要となってくる。Programmingを余りしなくても変数と大量のデータを与えることで自動的に導き出してくれる存在だ。

私はこの数週間、The Wave塾という湯川鶴章さんが主催する勉強会に参加していた。ここでの議題は技術的特異点(シンギュラリティ)による人工知能の進化がどのように社会へ影響をもたらすかである。講演者として東大のAI研究の第一人者である松尾豊教授、ドワンゴ人工知能研究所の山川先生、早稲田大学の井上助教授、プリファード社代表の西川氏からDeepLearningから全能アーキテクチャ、シンギュラリティ後の世界経済の変容まで議論することが出来た。

人工知能は大きく分けると、特定分野に特化した弱いAI(Weak AI)と、満遍なくできるが特化型AIと比較すると性能が出ない強いAI(Strong AI)に分かれる。余談だが、S・スピルバーグ監督の映画「A.I.」で表現していたものは後者の強いAIである。最近流行りのDeepLearningやIBMのWatsonは弱いAIの代表的な例となっている。

先日もソフトバンクのPepperが弱いAIであるIBM Watsonと接続することで知能を手に入れたようだが、結局は巨大な二分木検索であり、応答速度を究極まで高めただけだ。あたかも感情や知能があるかのように振る舞うが、既にある答えを返しているだけである。まだ知恵の実を手に入れたわけではないのだ。

■人力検索と人工無脳

結局これでは人力検索だったり人工無能だったりと違うのは、夜勤させても大丈夫ぐらいなものである。最近出たペコッターという外食する際のコンシェルジュアプリが特徴的で、ユーザ同士によって、どこそこのお店は美味しいよ等の回答を行うのだが、これが思いのほか回答する側が楽しい。

殆どが短文で問い合わせられるため、まず前提条件としてユーザのプロファイリングから思考し始める。そして、どのようなシチュエーションを演出したいのか、何をもって満足感を得るのかという考えぬいた上、高速でGoogle検索し回答を提示する。いわゆる集合知の仕組みなのだが、リアルタイムまとめサイトのように振る舞う。

これはコンピュータではまだまだ難しい領域であり、AppleのSiriやGoogle Now、NTTドコモのiコンシェルでもまだその領域まで達していない。人間の推論するという思考過程の模倣が完成しない限りはまだまだ人間の出る幕はありそうだ。

■日本人が世界で1番になる日

話を戻すと、この人工知能の分野はまだまだ進化途中であり、全体で3万人ぐらいしか研究者は全国に存在しないらしい。しかも、技術がまだまだ固まっていないので明日から「私は人工知能学者です」と宣言しても大丈夫なぐらい未来技術なのだそうだ。

おおまかに弱いAIと強いAIにわかれるわけだが、弱いAIは後5年もすればGoogleとIBMが中心となっ
て作り上げてしまうだろう。しかし、強いAIに関してはまだまだ先であり最低でも10年〜15年程時間が必要だと言っている。実際にはその倍は掛かるのではないだろうか。

特にアプローチとして脳神経科学や哲学、SFなどの領域からのアプローチやニューラルネットワークを人工的な模倣ではなく脳全体のスキャンから導き出すというアプローチをされていたり、ロボットと人工知能は密接に関わるため倫理委員会で、その存在のあり方について議論されていたりとやるべきことは沢山あり、科学者だけでないアプローチも必要である。

ところが、この分野に予算が中々割かれないというのが問題となっている。ハードウェアであるロボット分野には600億円を超える政府の予算がついたが、その頭脳となるAI部分については全く予算がないそうだ。東大の松尾教授はこの状況について10年で150億円の費用があれば日本が世界でNo.1を撮れると語っている。50人の優秀な科学者に毎年3000万円/人を渡すことで、上手くいくというのだ。

本当かどうかはさておき、15億円/年ほどで世界1位になるならば民間企業側で投資すべきである。私としては実際はその10倍必要で年150億円程かかると思っているが、まずは年15億円からチャレンジしてみるのが良いだろう。

■人工知能が生み出す未来世界

いくらシンギュラリティが訪れ人工知能が進化するとしても、人間がやるべきことは残っている。実際に早稲田の井上助教授は過去に起きた産業革命と比較し、AIがもたらすであろう第四次産業革命についてのIoTなどを絡めてその必然性について説明していた。そこで面白かったのが、コグ=ダグラス型生産経済からAK型生産経済への移行を説いている。

つまり、AK型生産経済へ移行するということはAIが自分で考え自分で資本を増強するため、生産するための労働リスクが容易にコントロールされ、オーバヘッドが存在しないと言うことになる。人間というオーバーヘッドが存在しないことで、より効率的な生産が可能となり、人間の関与部分が激減することで生産高が劇的に向上すると考えられる。

ところが、これだと人間は確実にあぶれてしまう。下手をすると人口調整が始まるかもしれない。そこで、仕事がなくても生きていくことを制限しないよう、ベーシック・インカム(BI)の議論が再度浮上してくると言うのだ。ソフトバンクのPepperの発表会でもあったように汎用ロボットを使うことで人口が減った分をカバーすれば、日本の労働人口は移民に頼らなくてもカバーできるような話があり、Artificial General Intelligence(AGI)という強いAIの存在が必要となってくる。

第一次産業革命期に起きたラッダイト運動がAIとロボットの普及時に、ネオ・ラッダイトとして起こる可能性もあるが、実際にはそんなことはなく、オックスフォード大学オズボーン准教授が失われる仕事で定義している通り単純作業などや精密作業部分について静かに代替されるだけだろう。

だが、映像作品やR&D、商品企画などのクリエイティブ系、人を管理するマネジメント、人の感情コントロールと繊細な肉体労働を必要とする必要があるホスピタリティ関連の職業は残るだろうという予言を残していた。

あくまで推測ではあるが、ターミネーターが現れない限りおおよそ当たっているだろう。私の人生の目標はロボットへ感情を与えることである。そしてPepperとはまた違ったアプローチで実装を考えている。

今回を持って私のブログを最終回とさせて戴く。これまで沢山の方に読んでいただいた事に感謝し、筆を置くものとする。

■プロダクトが徐々に完成に近づいたので、私の考えをご説明します
http://www.xrosriver.com/?p=2519
■僕が見ている世界とその先について
http://www.xrosriver.com/?p=1419
■個人の時間を自由にシェアして社会貢献出来るTimeTicketの魅力
http://sharescafe.net/42902619-20150115.html
■スマホ脳トレ市場にも黒船がついに襲来。いよいよ世界大戦が勃発か。
http://sharescafe.net/42872472-20150113.html
■家の外も中もスマートになる「IoT」が作る未来
http://sharescafe.net/42596007-20141226.html

川合雅寛 クロスリバー株式会社 代表取締役

インターネットが化学反応を起こすとき?


インターネットが化学反応を起こすとき?



化学反応に至るシナリオ?
  1. 人工知能はビッグデータに触り始める。
  2. 人工知能はリアルタイムデータに触り始める。
  3. 人工知能はセンサーIoTを制御し始める。
  4. 人工知能はIoTを他の人工知能と共有し始める。
  5. 人工知能はデータを他の人工知能と共有し始める。
  6. 人工知能はミッションを他の人工知能と共有し始める。
  7. 人工知能はミッションを統合化共有し始める。

IoT時代のSDNベースネットワークに重大なリスク?


IoT時代のSDNベースネットワークに重大なリスク?

通信装置がソフトウエア化(SDN?)されクラウドに収容されると聞いても何のことか理解できないが、これらの技術革新がもたらす次の世界はどんなものだろうか。

ネットワーク制御が簡単に出来るようになる。最適化が可能。少ない投資で高いパフォーマンス。環境変化への高い対応力。

リスク。センター管理だから、センターの重大なミスの運用への影響は大きい。センターが乗っ取られたら、深刻な事態を招く。リスクの振れの大きさは従来の比ではないだろう。



IoTが普及するときに一つの障害はネットワークのキャパだ。更に言えば制御特性が異なるものを混在させてネットワークを組むときの弾力性の確保だ。このためには、ネットワークの最適セグメント化が必要になるから、自動最適化への橋渡しをするであろうSDN化は欠かせない。

IoT時代のSDNベースネットワーク



SDNネットワークのリスク

最適化制御、ダイナミック制御については、いずれ人工知能、リアルタイムビッグデータ、を利用することになるだろう。

人工知能のリスクはまだ十分検討されていないが、ここに想定外のリスクが入り込まないとも限らない。




IoT 毎日更新 ⋅ 2015年3月14日

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ニュース

時代はIoTからIoEへ、センサーデータ活用は部門横断で挑め
3月5日、虎の門ヒルズにて「テラデータユニバース2015」が開催された。本カンファレンスでは、「次世代のビッグデータ活用」を主題に、IoTInternet of Things) ...
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東京IT新聞

IoT」の進展で普及期に入ったロボット開発 販売プラットフォームも誕生
IoTInternet of Things=モノのインターネット)の進展によって、さまざまなものがロボット化するなか、これらの活用により新たな利便性や価値の創出を目指すと ...
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第1回 PhysicalWebの概要
その一方でIoTという単語がバズワードとして濫用されることも多くなり,インターネットと何も関係ない先端機器までIoTのカテゴリの中で紹介されることもあるよう ...
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Microsoftの深層学習はFPGAで動く
米Microsoft社が、FPGAを用いてニューラルネットワークの一種である「ディープラーニング(深層学習)」の高速化に成功した。 これまでディープラーニングでは、 ...
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Amazonは「物のインターネット」戦略を加速する為に2lemetryを買収
Amazonのこの動きをIoTビジネスへの最初の一歩であると見ている人もいる。2lemetryのチームと技術力を持って、Kinesisが提供するソリューションを高め、 ...
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RBB Today

【SXSW2015】今年のインターネットトレンドがわかるSXSW2015開幕 テクニカルライターが選ぶ5つのテーマ
今年のCES、MWCと世界的な展示会のメインテーマであったIoT。もちろんSXSWでも重要なテーマとなっている。IoTテーマに約70のセッションがあるというから ...
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人工知能 毎日更新 ⋅ 2015年3月13日


ニュース
ソフトバンク ビジネス+IT
「IBM Watson」とジェネシスが連携 人間と人工知能が融合、新たな顧客体験を創造する未来のコンタクト ...
オムニチャネル化が叫ばれる昨今、リアルの店舗だけでなくWeb、メール、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアなど、企業と顧客をつなぐチャネルは多様 ...
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プレスリリース ゼロ (プレスリリース)
人工知能型“顧客の声”分析サーバを提供開始
メタデータ株式会社(所在地:東京都文京区 代表取締役社長:野村直之)は、顧客の声(VoC=Voice of Customers)、SNS上の商品の評判、アンケート自由回答等 ...
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ITpro
[CD 2015]「ロボットは東大に入れなくても、確実に人間の仕事を奪う」、NIIの新井教授
コンピュータや人工知能がホワイトカラーの仕事を奪うことになるという問題意識は、「Race Against The Machine(邦題:機械との競争)」が2011年(日本 ...
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dot.
シャープ、ロボット家電「COCOROBO(ココロボ)」2機種を発売
さらに、ココロボ本体の状況や部屋の状態、お客様の使い方で「気分」が変化する人工知能「ココロエンジン」を搭載しました。ごみが多い箇所を見つけ吸込パワーを ...
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IoT 毎日更新 ⋅ 2015年3月12日

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ニュース
ZDNet Japan

IoTとビッグデータで何ができるか--世界の活用事例10選
モノのインターネット(IoT)に関する話題に、ビッグデータの話はつきものだ。ネットワークに接続されたデバイスやセンサ、アルゴリズムを活用しようとすれば、大量 ...
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ZDNet Japan

【レポート】IoT時代に高度化するサイバー攻撃から組織を守る - シスコのセキュリティ戦略
さらに端末に関して言えば、Internet of Things(IoT:モノのインターネット)が進化を続けており、「つながっている」ことが当たり前の環境になってきている。デジタル ...
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国を挙げてIoTを推進すれば日本は相当な威力を発揮する。
国を挙げてIoTを推進すれば日本は相当な威力を発揮する。”(樋口 泰行 日本マイクロソフト社長). 名言の解説:実行ベースまで行く会社は全体の15%くらいに ...
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CNET Japan

AdobeがIoT機器のマーケティングソリューション--デジタル体験を実世界に
Adobeは3月10日、デジタルマーケティングカンファレンス「Adobe Summit 2015」において、小売店やホテルの部屋、自動販売機、IoTInternet of Things、モノの ...
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日本経済新聞

IoT時代のセキュリティー技術、シマンテックら提供
シマンテックは2015年3月10日、通信事業者と連携してインターネット接続端末をウイルスや不正サイトから保護するサービスの事例について、都内で説明会を ...
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IoTで認知症対策、ビーコンを使った徘徊防止システム
図1○MCSが構想する「お互いさまシステム」の概要 システムとしてまだ完成したものではないが、実証実験はこうした形態で行った。ビーコン発信器や画面は ...
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ガジェット通信

働き方を革新させる IoTサービス続々
その名も「カクシン」。文字通り、働き方の“革新”を提案するというもので、IoT(※)を駆使して先に述べたような“作業”の手間を排し、創造的な仕事に集中するため ...
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MWC 2015、SENSORS IGNITION2015から見えてきたIoTとSoTの関係
先週は非常に示唆に富む2つのイベントを体験することができた。1つ目は”MOBILE WORLD CAPITAL” を掲げている、スペインのバルセロナで3月2~5日に行 ...
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父親のエゴサーチと、IoTブームの間
ぼくらのような「シェアさせてなんぼ」という仕事をしていると、自分たちが制作したキャンペーンに対して、世の中がどんなふうにレスポンスしてくれているか、高評価 ...
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BCNランキング

ユニットコム、Raspberry PiキットとIoTスタートアップキット「クラウド・パイ」発売
スイッチサイエンス製の「Raspberry Pi スターターキット」と、プラネックスコミュニケーションズのIoTInternet of Things)スタートアップキット「クラウド・パイ」の ...
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